犬の口が閉じない原因(口内炎・バンディング・誤飲誤食・口腔内腫瘍)の改善方法

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犬の口が閉じない。そのような際に、機嫌が良いわけではないのにと不安になる事もあると思います。犬の口が閉じないという場合、さまざまな原因やそれに合わせた改善方法というものもあるのです。
そこで、ここではこうした症状について考えていきたいと思います。

犬の口が閉じない原因:口内炎①

犬の口内炎の原因の大半は「歯」に起因します。
簡単に言えば物理的な刺激で起こるという事が言えるでしょう。

犬の口が閉じない口内炎①の改善方法

子犬や若い犬の場合には、乳歯が残っていることにより口内炎ができてしまう事が考えられますから、それを改善していくケアになります。
この場合、遺残乳歯の抜歯という方法で口が閉じないという症状は改善できるでしょう。

全身麻酔によって抜歯を行う事が多いので身体負担を軽くするためにも「不妊手術の際に同時に行う」ということが多いようです。
同時に行わなかったという場合ですが、塗り薬を塗布する治療となります。
経過で変化が無い・悪化してしまったという場合にはやはり麻酔を用いて抜歯を行います。
今では、不妊手術と同時に行うことを推奨する動物病院も増えているようです。

老犬だという場合には、抗生物質の投与を行う事が改善方法になります。口内炎の塗り薬と抗生物質の投与を併用していくケースもあるでしょう。
体力的に問題が無いと判断された場合においては、全身麻酔をして歯石除去や抜歯などを行うケースもあります。
体力的判断と改善方法の決断は、動物病院の医師が決めると言うのが通常です。
よく話し合って決定していくとより良い改善につながるでしょう。

犬の口が閉じない原因:口内炎②

腫瘍などが起因している場合もありますので軽視しないようにしましょう。
口が閉じない状態が続いているとこに加え、食事やおやつの食べ進みが悪い・散歩に行きたがる様子が見られないなどという場合には腫瘍を疑うといいかもしれません。

犬の口が閉じない口内炎②の改善方法

腫瘍の切除や抗がん剤の投与といったまずは腫瘍に焦点を当てて治療をすすめていきます。
このことによって口内炎も改善されるでしょう。

犬の口が閉じない原因:パンディング

犬の口が閉じない原因として「パンディング」というものがあります。
これは、口を閉じずに舌を出し「はあはあ」と息が荒い状態になっているのが特徴的です。

このパンディングの原因ですが、体温調整のために行うのです。
犬は汗をかくことが出来ませんから、その代わりとして口を閉じないで舌を出し液を蒸発させることにより体温調整を行っているのです。

また、犬種によっても異なってきます。
比較的に大型犬のほうがパンディングを行いやすいともいわれ、その原因は、呼吸する数といわれています。

犬の口が閉じないパンディングの改善方法

室内で犬を飼っているという場合には、部屋の温度が「高すぎる」ということが考えられます。
適温に調整することによって口が閉じない状態を改善していただけるでしょう。
具体的な対策ですが、扇風機をつける・エアコンを入れるなどが効果的です。
また、窓があれば開けておくと言うのも良いでしょう。

ただここで注意点というものもあるのです。
常に快適な温度をキープしてしまうと、パンディングをしなくなってしまいます。
これは、犬の口が閉じない状態を防ぐのだから良いことでは?と思われるかもしれませんが、一概には言えません。
犬の体温調整機能の働きを弱らせてしまう事もあるので、温度管理は注意するようにこころがけましょう。

犬の口が閉じない原因:誤飲・誤食

口が閉じない状態で犬の口がパクパクしている。
そのような場合には異物を飲み込んでしまっているかもしれません。
こうした症状が見られたらすぐに病院へ連れていくことをおすすめします。

犬の口が閉じない誤飲・誤食の改善方法

改善方法としては、誤飲・誤食をした内容によって投薬や場合によっては手術を行う必要があります。
もし、誤飲・誤食をしたものが分かるという場合には、成分表が分かるものや現物があればそれを病院にもっていくと迅速な処置をしてもらえます。

そして、予防的な見地では、犬が誤飲・誤食を行わないように飼い主が対処する事です。

犬の口が閉じない原因:口腔内腫瘍

犬の口が閉じない要因として口腔内腫瘍が考えられます。
口腔内腫瘍の原因ですが、口腔内の衛生環境・虫歯や反復的な噛み傷などがその原因ともされていますがあくまで「可能性」「危険因子」というとらえ方をされているのが現状です。

上記のことでお分かりかと思いますが、犬の口腔内腫瘍の原因の多くは「不明」ということになってしまうのです。

犬の口が閉じない口腔内腫瘍の改善方法

まずは「手術療法」です。
腫瘍そのものが小さく、犬に体力があるという場合には手術によって細胞摘出を行います。
完全に切除することが出来れば予後は良好となり治癒もじゅうぶんに可能です。
ほかの部位に転移しているなどという際には、また違った対処を行います。

そして「化学療法」「薬物療法」も改善方法の1つです。
老犬や犬に体力が無い場合には手術を行わずにこの方法で改善を試みます。
抗がん剤がその中心となります。

「放射線療法」などもあります。
これは、放射線への感受性が高い部位には有効的な改善方法といえるでしょう。

「免疫療法」においては、近年注目をされています。
犬が持っている免疫力を高めて細胞そのものを駆逐させるというものになります。
副作用も少なく効果が期待できるという事から、今後大きく発展していく治療改善方法だともいえるのです。
最新の療法としては「免疫チェックポイント阻害療法」などがその具体的な名称になります。
免疫力を高める方法ですが、薬剤を静脈注射することで誘発していきます。

犬の口が閉じないときに考える事

今回は、犬の口が閉じない際に考えられる原因やそれぞれの改善方法について触れていきました。
愛犬の口が閉じない際にはしっかりとチェックをしてそれにあった改善方法を取り入れていただければと思います。
感情表現の1つと受け取る方もいらっしゃるようですが、閉じない要因が病気に起因することもあるのです。