犬の耳から出血する原因(外耳炎・マラセチア・耳血腫)の改善方法

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犬の耳から出血したというとき、いったいどんな病気が疑われるのでしょうか。このような症状に突然見舞われてしまうと、飼い主さんは焦ってしまいがちですよね。また逆に甘く見てしまって重大な病気を見落としてしまう可能性もあります。
ここでは、犬の耳から出血する主な原因である外耳炎、マラセチア、耳血腫について紹介します。

犬の耳から出血する原因 その1:外耳炎

犬がもっともかかりやすい耳の病気が外耳炎です。しかし、飼い主さんが気付かない場合も多く、よく首を掻いていると思ったら問題は耳の中にあったなどということもあります。
痒みの症状がひどくなってから気づくということが多いようですね。

耳の出血も痒みが強くて掻いてしまうことによって引き起こされるようです。このまま放置していると、耳道が塞がってしまって治療に時間がかかることもあり、とても危険です。
かかりやすい犬種はレトリーバー種やコッカースパニエル種など、耳が垂れている犬種が多く、梅雨の時期に発症しやすいようです。ただし、あくまで傾向ですので、耳から出血しているなどの症状に気づいた場合は、大丈夫だと決めつけずに外耳炎かもしれないという疑いは持っておきましょう。

外耳炎に早く気づくためには、日頃の愛犬の様子に違いがないかというところもよく見ておくといいでしょう。
いつもとなんだか違う様子だというときは、早いうちに病院で診てもらうことをお勧めします。

犬の外耳炎の改善方法

外耳炎だった場合、症状が軽いときは点耳薬を使っての治療が行われます。
この場合は、さほど治療費もかからず、犬にとっても飼い主にとっても負担にはなりません。ところが、症状が重たい場合は話が変わってきます。耳の洗浄や内服薬による治療で、経済的にも負担となってしまいます。それに、犬にもストレスがかかってしまいます。

原因にもよりますが、完治までには時間がかかるので、その間にも痒みを和らげるためにステロイド剤を使い続けるといった治療が必要になります。犬が耳を痒がって掻きすぎてしまうと症状が重たくなってしまいますので、薬を勝手に止めないようにしましょう。
また外耳炎になった場合は、必要以上に耳掃除をしないといった配慮も必要です。耳掃除のしすぎは耳を傷つけることにも繋がりますのでより注意しましょう。

犬の耳から出血する原因 その2:マラセチア

犬の耳が出血している原因として考えられるものの一つが、マラセチア症です。
マラセチアというのは真菌(カビ)のことで、それが耳や爪などで過剰増殖することによってさまざまな皮膚トラブルを起こしてしまうのです。マラセチア症は外耳炎の原因の一つでもあります。

マラセチア自体はどこにでもいる常在菌です。しかし、何らかの原因によって過剰増殖してしまうことがあり、マラセチア症はそんなときに起こります。皮膚に対して炎症やべたつき、フケ、異臭をもたらし、強い痒みをもたらすので、マラセチア症になった犬は患部を強く掻きたがります。

発育や増殖には脂質を必要としているため、もともと皮脂の多い体質の犬などはマラセチア症になりやすい可能性もあります。耳垢の多い犬も気を付けた方がいいでしょう。
垂れ耳の犬や、耳の中に毛が密集している犬も、耳の中の湿度が高くなってしまい、マラセチア症になりやすいという傾向もあります。

なお、マラセチア症が犬から犬にうつるということはありません。人と犬の場合も同じで、人間にもマラセチア症はあるそうですが、犬のマラセチア症が人にうつるということはないそうです。

犬のマラセチアの改善方法

マラセチア症の治療法は、まず患部で起こっている症状を抑えることが基本となります。
耳の場合は、炎症などを抑えるのと同時に耳洗浄などによってマラセチアを徹底的に追い出すという治療が行われていきます。マラセチア症が重い場合は、抗生剤や抗真菌剤が処方されます。しっかりと治療をしていきましょう。

また、マラセチア症は犬の体質によっては再発する可能性も高いので日常的に耳ケアをして、ゆっくりと様子を見てあげる必要もあります。ただし、耳ケアの仕方も間違えてしまうと外耳炎の原因になってしまったり、マラセチアを悪化させる可能性もあるので、耳ケアの仕方については必ず獣医さんと相談して正しいやり方を心がけるようにしてくださいね。

症状が一時的に治まったからといって治療を勝手にやめてしまうと、根本的に治っていないため、再発の可能性が高まります。獣医さんの指示をきちんと守り、自己判断で治療をやめないように心がけてください。

犬の耳から出血する原因 その3:耳血腫

犬の耳から出血している原因の一つとして考えられるのが、耳血腫です。
耳血腫は、耳のひらひらした部分(耳介)に血液などがたまってしまって腫れてしまって起こる病気です。耳介の内側で何らかの原因で内出血がおきてしまい、腫れあがって熱を帯びてしまう事です。

耳血腫のきっかけは外耳炎やダニ、異物やポリープといったもので、その不快感で犬が何度も耳を掻いてしまったり、頭をはげしく振ってしまうことで耳介の内部で内出血が起きてしまうことが考えられます。
また、噛まれたりするなどの外部からの衝撃でなることもあるようです。

耳血腫を放っておくと、どんどん血液がたまってしまいます。そうなると、耳の形が変形するといった症状にも繋がるので出来るだけ早く処置をする必要があります。耳血腫になりやすい犬は、耳が垂れているタイプの犬種ですので、そうした犬と暮らしている人は特に気を付けてください。

犬の耳血腫の改善方法

耳血腫の治療は、たまった血を抜くというものがまずあげられます。
しかし、ただ抜くだけでは同じ場所に血がたまってしまうので、抜いたあとは固定するという処置も必要になります。二次感染を予防するために、抗生剤などが使われることもあります。

なお、こうして治療を重ねても、再発を繰り返すという場合もあります。その場合は、外科手術をすることもあります。耳血腫が出来たと分かったときに耳介を切開し、中にたまった血液を完全に取り出してから、血液が二度とたまらないように縫合するという手術です。
この場合、犬の耳の形が変わってしまうこともあります。そのことを十分理解した上で、手術を受けさせましょう。

犬の耳の出血には要注意!まずはお医者さんに相談してみましょう

犬の耳から出血した場合、真っ先に疑われるのが外耳炎です。マラセチアや耳血腫の場合も含め、早期に気づいたときには獣医さんの指示に従うことでより適切な治療を受けさせてあげることができるはずです。日頃から愛犬の様子にはとくに注意してあげてくださいね。