犬の口から出血する原因(歯周病・胃炎・腫瘍)の改善方法

みらいのドッグフード【長寿サポート】の特色・原材料

愛犬の口から出血した……そんなことが起こったら慌ててしまいますよね。この場合は、口のどこからの出血なのかを見極めることで、だいたいの原因が特定できます。
ここでは、犬の口から出血する主な原因とその対処法についてまとめました。

犬の口から出血する原因 その1:歯周病

愛犬の口の出血が歯茎などからである場合、真っ先に疑われる病気が歯周病です。
歯茎が真っ赤に炎症する歯肉炎が起こり、進行すると出血のほかに口臭がひどくなったり、食欲が低下したりするなどの症状が現れます。

だんだんと歯と歯肉の間に歯周ポケットと呼ばれる空間が出来てしまうので、歯がぐらぐらし始め、そのまま放置していると抜け落ちてしまう可能性もあります。
また、歯周病を放置していると歯の血管より細菌が侵入し、全身に周ることで心臓や腎臓、肝臓などに悪影響を及ぼす可能性もあり、とても心配です。

歯周病になってしまう原因は、歯垢が歯の周囲にくっついて、口の中が不衛生な状態になってしまうためです。この歯垢を好む雑菌が増殖していき、そのまま固まって歯石となり、さらにそこへ歯垢がたまり……ということを繰り返すことで、歯周病は悪化していきます。
特に歯磨きをしていない犬は歯周病になりやすいので、覚えておきましょう。

犬の歯周病の改善方法

歯周病の改善はその進行具合によっても変わってきます。
早い段階で気づけた場合は、歯磨きなどを徹底して口内環境を整えることによって歯周病の進行を食い止めることが出来ます。

歯周病が進行してしまった場合は、全身麻酔をつかって歯石を摘出する手術を行わなくてはなりません。
場合によっては抜いても問題ない歯を抜いてしまう事で、症状を改善させるという処置が必要になります。ただし、全身麻酔というものは、どんな犬でも受けることが出来るわけではなく、老犬や持病のある犬では麻酔に耐えられないという危険もあります。

できれば、こうした手術は受けさせたくありませんよね。
だから、子犬の頃から歯磨きを習慣づけるということはとても大事なことです。歯磨き効果のあるお菓子や、歯垢のつきにくいドライフードなどをあげるようにしておくことも大事ですよ。

犬の口から出血する原因 その2:胃腸炎

犬の口から出血する原因の一つとして考えられるのが、胃腸炎です。
胃腸炎になると、粘膜が傷つきやすくなるので出血しやすくなります。口から出る唾液がうっすらピンク色をしている場合は、胃腸炎による少量の出血が考えられます。

出血量が多い場合は胃潰瘍などの重症なケースも考えられます。ほとんど鮮血の血が出ていたという場合は、胃潰瘍による吐血とも考えられますので、より注意が必要です。
胃腸炎の原因は、寄生虫・細菌やウイルスの感染・誤飲誤食・不衛生な環境などさまざまなものが考えられ、それによって対処も変わってきます。愛犬の口から血が出ている場合は、まず病院で診察してもらうことをオススメします。

犬の胃腸炎の改善方法

胃腸炎になってしまった場合、その原因によって改善方法も変わってきます。
たとえば、誤飲や誤食であった場合は、異物を取り去る対処から行います。また、寄生虫が原因である場合は抗生剤や駆虫剤などを使用して駆除します。胃腸のケアも重要で、絶水や絶食をして休めるという対処も必要となる場合があります。

回復が認められれば徐々に水や胃腸に優しい食事を与え、通常の食事に戻していきます。
いずれの対処も病院できちんと原因を調べてもらい、それに適した改善方法を試してもらう必要があります。

判断を誤ってしまうと慢性胃腸炎などの持病に繋がる可能性もあるので、特に注意が必要です。発見が遅れると悪化する可能性もありますので、胃腸炎が疑われる場合は早めに獣医師の診察を受けた方がいいでしょう。

また、飲み水が不衛生であったり、飼育環境に食べ物やモノが落ちているという環境ですと、胃腸炎のリスクも高まります。日頃から愛犬を取り巻く環境をしっかり整えておくことも大事ですよ。

犬の口から出血する原因 その3:腫瘍

口から出血する原因の一つが腫瘍です。口腔ガンの場合、食べるのが遅くなったり、口臭が悪化したり、よだれが多いなどの初期症状と共に口からの出血というものが確認されています。
腫瘍と言っても良性のものもあります。良性のものは成長が遅いため、すぐさま健康に悪影響とならないと判断されます。ただし、悪性のものは成長も早く多臓器に転移する危険性が高まりますので油断はできません。

口の中に出来る悪性腫瘍は、悪性黒色腫と繊維肉腫というものが有名です。
悪性黒色腫はいわゆる皮膚がんの一つで、色素を作る細胞が悪性腫瘍となることで発生します。主に10歳以上の犬に発症し、口の中で黒い染みのようなものが急速に広がっていくのが特徴です。
潰瘍や壊死などが引き起こされ、高い確率でリンパ節へ転移する非常に悪性度の高い腫瘍です。

繊維肉腫は歯茎にしこりのようなものが出来ます。
とても早く成長するため、かなり危険です。転移する可能性は低いそうですが、口腔ガンであることは変わらないので、やはり早めの対処が必要となっていきます。

犬の腫瘍の改善方法

腫瘍の改善方法は、良性なのか悪性なのかで大きく分かれます。
良性の場合はガンのように転移することはないため、そのまま経過観察という場合もあります。ただし、歯並びの悪さや食欲の低下、口内環境の悪化などを引き起こす可能性もあるため、場合によっては手術も必要となります。

悪性腫瘍の場合は早期治療が大切になります。
とくに成長速度の早い悪性腫瘍ですと、判断や処置の遅れが予後を分けることにも繋がります。その腫瘍が悪性なのか良性なのかという判断は、素人には大変難しいため、もしも愛犬の口にしこりがあると気づいた場合は、早いうちに獣医師に診てもらうようにしましょう。

口からの出血の原因も色々あります!まずは獣医師に相談を

犬の口からの出血は、歯の問題や胃腸の問題、腫瘍の可能性など様々な病気のサインとなっています。愛犬は言葉で自分の症状を訴えることができないので、飼い主がこうしたサインを見逃さないようにしてあげることも大事です。もしも、口から出血していることに気づいた場合は、すぐにでも獣医さんのもとへ連れて行ってあげてくださいね。