犬の大動脈血栓塞栓症の原因・症状・治療法・予防法

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犬にも大動脈血栓塞栓症という病気があります。
血液の中にフタのようなもの(血栓)ができ、それが血流をストップさせてしまうことで
歩行障害や強い痛みなどの症状を引き起こすのです。
大切なパートナーである犬たちに長生きしてもらうためにも、犬の血栓症について学びましょう。

犬の大動脈血栓塞栓症の原因

犬の血栓症の原因は複数あり、たとえば心臓疾患や膵炎、フィラリア症、甲状腺機能低下症などが血栓症を引き起こし得ます。
これらの素因のうちどれが本当の原因なのか、特定が難しい例も少なくありません。
しかし、実際の症例から、遺伝性の先天的な心臓疾患を持っている犬は血栓症に特に注意する必要があると言えます。

犬の大動脈血栓塞栓の症状

大動脈血栓塞栓症の具体的な症状は「急に足が麻痺し、動かなくなる」「足先が冷たくなる」「発症時に強い痛みを伴う」といったものです。

大動脈に血栓ができ、血液の流れが止まってしまうことによりこれらの症例が起こります。ときには呼吸困難などを伴うこともあります。

血栓症の発症は突然である例がほとんどです。
散歩の途中に愛犬が「ギャン」と悲鳴を上げて倒れ、歩けなくなったという症状もあります。

大動脈血栓塞栓症の治療法

問題となっている血栓を手術で取り除く外科的な治療法と、血栓を溶かす(血栓溶解)・これ以上作らせないようにする(抗凝固)薬を投与する内科的な治療法の両方があります。

しかしながら、外科的な治療はリスクが高く、成功率もあまり高くないのが実情です。その為内科的な治療法がよく選択されます。
血栓症は完治が難しく、たとえ血栓の溶解に成功した後も再発率がかなり高い病気であることが知られています。
一度血栓症を発症してしまったなら、抗凝固薬の投与は長期間におよぶことを覚悟しておく必要があります。

血栓が溶けた場合でも、完全に元のように歩けるようになるかはケースバイケースです。
しかし、飼い主さんがしっかりと管理してリハビリを行うことで、歩行が回復した例もあります。

犬の大動脈血栓塞栓の予防(日頃気を付ける事)

原因となる「元の病気」が血栓症を引き起こします。
先天的後天的問わず、犬がなんらかの持病を持っている場合は、血栓症の可能性を常に意識しておくことが大切です。
一般的に犬の血栓症は症例が少ないと言われています。それだけに、わずかなサインを見落としてしまいがちです。
「理由もなく息が荒い」「腰がふらつく」などの様子が愛犬に見られたら、血栓症の予兆かもしれません。
とにかく一度病院へ連れて行くように心がけましょう。