愛犬が成犬になっても甘噛みが直らない場合はどうすればいい?

甘噛み

愛犬が甘噛みするのが、可愛いという飼い主さんもいるかもしれません。

確かに子犬のうちは、噛む力も弱く噛まれても痛くありません。

ですが成犬になると、噛む力も強くなり、甘噛みされて怪我をする可能性もあるので、子犬のうちに直す必要があります。

では愛犬がなぜ甘噛みするのか、そしてどうすればしつけで直す事が出来るのか紹介します。

なぜ愛犬は甘噛みをしてくるのか?

甘噛みまずなぜ愛犬が甘噛みをしてくるのか、その理由について正しく知っておく事が重要です。

甘噛みとは、犬が人や他の犬に対して、本気で噛む訳ではなく、加減をしたうえで噛む行為の事を言います。

甘噛みとは、生後1ヶ月未満の子犬の時期によく見られる行動です。

歯が永久歯に生え変わるタイミングで、甘噛みの行動が現れるケースが多いため、甘噛みする理由は歯が生え変わる時に、ムズムズしてかゆいから何かを噛んで、紛らわすという心理が発端となっています。

また子犬の甘え行動の一環でもあり、母親や兄弟に甘噛みする事は、じゃれたり、かまって欲しいという気持ちの現れでしょう。

そのため子犬の甘噛みとは、成犬になるためのステップアップの一環であり、コミュニケーションの中で色々な事を学習していくため、子犬が甘噛みする行動自体は決して問題行動ではありません。

子犬の時点では、無理に止めさせる必要はないと言えます。

成犬になっても甘噛みが直らないケースとは?

甘噛み子犬の甘噛みは、成長過程において必要な行動だと紹介しました。

ですが本来であれば、甘噛みは歯が生え変わり、しばらくすれば、自然と治まる行動です。

犬は1~2歳で成犬となり、成犬になると甘噛みもほとんどなくなり、ボールやロープなどのオモチャで遊ぶようになります。

それが成犬になっても、甘噛みが続く状況であれば、問題行動だと考えなければいけません。

成犬の歯は鋭く、甘噛みといっても噛まれたら本気で痛いですし、下手すると大怪我につながってしまいます。

では、なぜ成犬になっても甘噛みが直らないのでしょうか?
これは子犬の頃に正しくしつけられていない事が原因だと考えられます。

例えば子犬の母親や兄弟など、多頭飼いしている場合であれば、子犬は母親や兄弟とじゃれたり、かまってもらいながら、甘噛みの力加減を覚えていきます。

また時には母親や兄弟から怒られる事で、やったらいけない行動を学んでいきます。

ですがペットを飼う家庭の多くは、多頭飼いは難しく、子犬1匹だけで飼っているケースの方が多いでしょう。

そうなると、飼い主から正しくしつけてもらわなければ、甘噛みは直りません。

特に飼い主が忙しく、愛犬にかまってあげる事が少ないと、寂しい、構って欲しいという気持ちから甘噛みをしてきます。

また子犬の頃に、甘噛みをすると飼い主が「可愛い」と撫でてくれると、子犬は間違った学習をしてしまいます。

そして成犬になっても、愛情表現として甘噛みを続けてしまうのです。

愛犬の甘噛みはどうすれば直る?

甘噛みでは問題行動になってしまった成犬の甘噛みは、どうすれば直す事が出来るのでしょうか?

本来であれば、子犬のうちは甘噛みをする事でじゃれて、かまってもらい、成犬になると興味の対象はボールやロープなどのオモチャに切り替わります。

そのため、成犬で甘噛みがまだ直らない場合は、興味の対象をオモチャに移すようにして下さい。

成犬にオモチャで遊んであげると、寂しいという気持ちやかまって欲しいという気持ちが満たされます。

なので、自然と問題行動である甘噛みの行動も直ってくるでしょう。

ただし注意点としては、オモチャがロープの場合は、ロープの長さに注意して下さい。

ロープが短すぎると、飼い主さんは、ロープのオモチャで遊ばせているつもりでも、愛犬は飼い主さんの「」に注目している可能性があります。

そしてそのまま手に噛みついてしまったら、甘噛みを直す事につながりません。

また成犬になっても、甘噛みが続いてしまうのは、甘噛みをすると飼い主さんがかまってくれると学習しているからです。

子犬の時は「可愛い」という言葉が、成犬になると「痛い」という言葉に変わるかもしれません。ですが愛犬にとっては、人の言葉の意味を理解していません。

そしてどちらもリアクションを取ってくれるので、「痛い」と騒いでいる様子でさえも、かまってくれていると勘違いしてしまいます。

そのため成犬になり、甘噛みを直すためには、リアクションをしない事です。
甘噛みをしてもかまってくれないという事を、新たに学習し直す必要があると言えます。

また噛まれた時に、痛くてすぐに手を引っ込める行動をしますよね。

ですが、犬には動くものを追いかける習性があります。
そのため、手を引っ込めると、さらに手を追いかけてきてしまいます。

なので噛まれても手は引っ込めずに、オモチャなど別のモノに興味を持たせるようにして下さい。

そしてしつけの際には、時に叱る事も必要です。
甘噛みされたら、「ダメ」とか「NO」という言葉で、一言叱るようにしましょう。

しつけの際に絶対にしてはいけないのが、叩いてしつける事です。犬のしつけの注意点では、叩いてしつけることのデメリットをわかりやすく説明しているので、是非一度チェックしてみてください。

ここで難しいのが叱り方です。

女性の高い声で叱ってしまうと、犬は高い声は褒められていると勘違いしてしまいます。

褒められていると思ったら、甘噛みは直るどころか、ますます甘噛みをしてしまい逆効果です。

なので怒っている事が正しく愛犬に伝わるように、意識して声を低くし、冷静に「ダメ」と叱って下さい。

また叱る前に、愛犬が甘噛みする理由を把握し、原因を取り除く事も重要です。

甘噛みをする原因が寂しさやかまって欲しい気持ちであれば、もっと愛犬と遊ぶ時間を増やすべきです。

また何か日常生活の中でストレスを感じている可能性もあります。

他にも体力が有り余っている場合は、もっと散歩や体力を発散させてあげる必要があると言えます。

噛みたいという衝動を満足させるために、おやつなどで骨やガムなどを与える事も有効的な手段だと言えます。

そしてしつけや甘噛みの原因を取り除き、飼い主自身もしつけの努力をしても、甘噛みが直らないというケースもあります。

問題行動をそのまま放置しておくと、大怪我をしてしまったり、さらには散歩の途中で他の犬や他人を噛んでしまうと大問題となってしまいます。

そのため問題行動は絶対に放置せずに、飼い主が自分では無理だと判断したら専門家に頼るようにして下さい。

犬の習性を知り尽くした専門家であれば、上手にしつけてくれるので、愛犬を預けて戻ってくる頃には、甘噛みをしない状態で戻ってきてくれるはずです。

愛犬にしつけが必要な訳

甘噛み愛犬に愛情を持って接する事は大切な事です。

しかし何でも許して可愛がり、甘やかしてしまう事は、愛犬のためにならない行動です。

愛犬のためには、どんな行動はいい行動で、どんな行動は悪い行動なのか、正しく覚えさせる必要があります。

そうしなければ、愛犬は間違った行動のまま覚えてしまい、他の犬と上手にコミュニケーションを取る事が出来ずに、孤独を感じてしまうかもしれません。

コミュニケーションの取り方がわからないと、最終的には他の犬が怖いと感じたり、攻撃してしまう事もあります。愛犬には他の犬と仲良く遊んで欲しいですよね。犬嫌いの克服では、犬嫌いの愛犬の克服する方法をわかりやすく紹介しているので、一度試してみてください。

また飼い主だって、子犬の頃は甘噛みは可愛いと許容出来ても、成犬になっても甘噛みをされ続けて生キズが絶えない状態は決して望ましい状態とは言えませんよね。

そんな状態が続くと、愛犬への愛情が冷めて、距離を置くようになってしまうかもしれません。

飼い主が正しくしつけなかった事が問題であるのに、愛犬の問題行動に背を向けるのは、飼い主の責任放棄だと言えるでしょう。

犬を飼うという事は、犬の習性について正しく知り、犬をしつける事も飼い主の役目に含まれます。

ただ可愛がりたいからという理由だけで、愛犬を可愛がるのではなく、可愛いからこそ、厳しくしつける事も必要だという事を理解したうえで、ペットを飼い始めましょう。

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