我が家には、もうすぐ一歳になる2匹のチワワがいます。2匹は兄弟で胴体です。確かに、他の犬種と比べると圧倒的に飼いやすいチワワ。しかし、飼いやすいと言っても生き物です。
体が小さい為、食事量や少なかったり、シャンプーなどのケアに時間がかからなかったりなど、メリットも多いですが、体が小さい分、気をつけておかないといけない注意点も様々あります。
今回は、チワワが飼いやすいと言われている理由から、飼うときの注意点、チワワがなりやすいと言われている病気まで幅広くご紹介致します。
目次
チワワが飼いやすいと言われる理由
チワワは、小型犬の中でも超小型犬に分類され、世界一小さな犬種としてもよく知られています。その為、チワワが飼いやすいと言われている理由のほとんどはその体格に関係しており、特に、マンションなどの集合住宅で生活されている方には、飼う上でのメリットが非常に多い犬種と言えます。
運動量が少ない
大きな犬種に比べると圧倒的に運動量が少ないチワワ。体が小さいので、大きなドッグランなどに連れて行かなくても室内で十分に走り回ってくれます。しかし、室内で十分な運動ができるからと言って、お散歩に連れて行かなくて良い訳ではありません。
お散歩には、気分転換やストレス解消、他のワンちゃんとの交流など、いつまでも健康に生活するために欠かせない役割がたくさんあります。最低でも、1日1回10分から20分程度は散歩に出かけるようにしましょう。
サイズも小さくて体重も軽い
冒頭にも記載しましたが、チワワは、小型犬の中でも超小型犬に分類され、世界一小さな犬種としてもよく知られています。その為、飼うにあたって様々なメリットがありますが、中でも女性の私が一番感じるのは移動時の手軽さです。
病院やワンちゃんとのお出かけ、段差などのちょっとした移動の際、大きなワンちゃんだと抱っこするにも一苦労ですが、チワワの場合は成犬になっても平均体重が2キロから3キロ程度な為、どこに行くにもひょいっと抱っこすることができます。
また、多頭飼いの場合だと、ポメラニアンやトイプードルなどの他の小型犬でも2匹同時に抱っこするとなるとかなりの重さになってしまいますが、チワワの場合は2匹同時に抱っこすることができるので、どこに行くにも便利です。
獣臭や体臭がほとんどしない
ワンちゃんを室内で飼うとなると、匂いがきになるという方が多いですが、その点、チワワは比較的体臭が少ない犬種と言われております。我が家のチワワ兄弟も全く匂いが気になりませんし、自宅にワンちゃんの匂いがつくこともありません。
しかし、人間と同じで個体差があるとも言われており、チワワでも匂いが気になると感じる飼い主さんも中にはいるようです。そもそも、ワンちゃんの体臭の原因は、汗腺から分泌される皮脂が固まって酸化したものと言われております。
いくら匂いの気にならないチワワとは言え、日々のお手入れやシャンプーなどのケアをしっかりしてあげることが、気持ちよく生活する為に必要と言えるでしょう。
餌が少量で済む
ワンちゃんには、いつまでも健康で長生きして欲しいですよね。我が家もそんな想いから、日々与えるドッグフードにはかなりこだわっていて、製造法や無添加のもの、含まれる油の量などを気にして選んでおりますが、こだわればこだわるほど、そのお値段も気になります。
その点チワワの場合は、そもそもの餌の消費量が他の犬種と比べると圧倒的に少ない為、品質の良いこだわったフードを与えても、こそまで出費がかさむ訳ではありません。
また、ドッグフード以外にもサプリメントや歯磨き用ガムなど、チワワの健康を考えると与えたい物はたくさんあると思いますが、同じく他の犬種と比べると圧倒的に消費量が少ない為、低コストでも健康に気を使ってあげることができますよ。
日頃のブラッシングケアが簡単
我が家のチワワ兄弟は2匹ともロングコートチワワなので、日々のブラッシングが欠かせませんが、とてもブラッシングを嫌がります。他の飼い主さんに聞いても、ブラッシングを嫌がるワンちゃんは珍しくないようで、日々のブラッシングにかなりの時間を割いている方も多いと聞きました。
その点、チワワの場合は片手で抱きかかえながらブラッシングができるサイズなので、時間も手間もかかりません。また、抱っこしてあげることで安心感を与えることができるようで、最近ではお利口にブラッシングを受けてくれるようになりました。
チワワを飼うときの注意点
チワワは、ワンちゃんの販売数ランキングでもトイプードルに続く第2位のかなり人気のある犬種です。しかし、小さくて可愛い分、繊細な犬種でもある為、お迎えするにあたって様々な注意事項があります。
散歩などで社会性を身につけさせる
体が小さい分、人や車、周りのワンちゃんでさえも全てが自分よりも大きく見えるチワワ。
臆病な子がかなり多いです。中には、車の音にびっくりして逃げ出してしまったり、人や他のワンちゃんに対しての恐怖心から噛み癖がついてしまう子も多いと聞きます。
その為、子犬の頃からたくさんお外に連れて行ってあげて、外の音になれさせたり、他のワンちゃんとの社会性を身につけさせる必要があります。
きちんとしつけをしないといけない
チワワは愛らしいルックスとは裏腹に、とても気の強い犬種でもあり、しっかりとしたしつけが必要です。とはいえ、とてもとても可愛いチワワ。
ついつい甘やかしてしまいがちが飼い主さんも多いようですが、子犬の頃からしっかりとトレーニングをしないと、飼い主さんの指示に従わなくなったり、よく吠える子に育ってしまうので注意しましょう。
また、チワワは気の強い犬種でもありますが、頭の良い犬種としても知られています。子犬の頃からしっかりとトレーニングを重ねていけば、マナーはもちろん、芸などもたくさん覚えてくれるのもチワワの魅力です。
換毛期や日頃の抜け毛
他の犬種と一緒で、季節の変わり目に毛が多く抜ける傾向にあります。また、成長過程で子供の毛から大人の毛に生え変わる時期があり、その際はやや薄毛になります。
毛が生え変わる成長期は、こまめにブラッシングをして子供の毛を抜いてあげないと、綺麗に大人の毛が生えてこない恐れがあるので、小まめにブラッシングをしてあげることをオススメします。
チワワがかかりやすい病気
水頭症
水頭症は頭蓋骨の内側に、脳脊髄液という液体が溜まってしまう病気です。この病気は1才までの子犬期にかかりやすいと言われていて、原因のほとんどは遺伝です。
日々のトリミングや爪切りなど、トリマーさんの所に通うのも良いですが、定期検診をかねて動物病院で施術してもらうのもひとつの手ですね。
膝蓋骨脱臼
高い所から急に降りてしまったりすることによって、脱臼してしまう病気です。外でのお出かけはもちろんですが、ソファーやテーブルなどのの段差にも注意を払いましょう。
また、床がフローリングなど滑りやすい素材の場合、足に負担がかかってしまい脱臼の原因になることがあります。自宅の床がフローリングなどの場合は、タイルカーペットやペット用のシートなどを引いて足の負担を和らげてあげると良いでしょう。
気管虚脱
気管の異常により呼吸困難になってしまう病気です。「ガーガー」などと、いびきを書くような呼吸をしたり、咳を頻繁にしていたら病院で診てもらいましょう。
症状が進んでしまうと、いきなり呼吸困難などに陥って、最悪の場合は死に至ってしまう危険な病気です。
眼病
クリクリと大きな目がチャームポイントのチワワ。しかし、その分目の病気には注意が必要です。目やにの量や、充血、常時涙が出るなど目に異常がある場合は獣医さんに診てもらいましょう。
我が家のチワワも、目の調子が悪かった時期がありかなり心配をしたのですが、獣医さんに目薬をもらったらすぐよくなりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。チワワはとっても飼いやすい上に、とても賢く可愛い犬種です。
もちろん、命を預かるにあたって注意しなくてはいけないことも様々ありますが、やっぱりチワワとの生活は幸せで仕方ありません。
皆さんも、是非チワワとの生活を楽しんで下さい!