チワワのオスとメス。性格はどう違うのでしょうか?一概には言えませんがこれまで、育ててきたチワワの家族や数多くのチワワのお友達と接して感じたことがあります。
往々にして男の子チワワは基本的に甘えん坊さんが多いということです。そして女の子チワワの方はリーダーシップを取れるしっかり者が多いことです。もちろん、性格には個体差があります。それでも、メスのチワワは、気が強いという傾向は否めないようです、
そしてその性格は避妊手術や去勢手術によって影響は受けるものでしょうか?そして手術においてのメリットとデメリットも考えてみました。
目次
チワワオスの性格と特徴は?
実際に暮らしてみて感じるのは確かに、チワワのオスは快活で、なかなかパワフルです。2キロ前後の体重の子でも、力は強くおもちゃを引っ張るときの強さも、メスのチワワに比べると力強いものです。
さすがに、男の子らしさを感じるのは、思いのほか力が強いと感じたときです。その反面、飼い主さんへの依存心も人一倍強いのは、オスチワワのほうです。
そして甘えん坊な仕草を多く見せるのも、オスの方です。精神年齢的にはメスチワワに比べて幼いような印象があります。
運動量にしても、やはり体が小さいとは言えオスのチワワはパワフルに動き回ります。メスのチワワにも同じように行動的なタイプの子はいますが、最終的にはオスのチワワには適わないと言ったところでしょうか。
特徴としては、去勢をしていないオスチワワは排泄のときに、足を上げるクセがあります。クセというよりも、習性なのです。この足をあげて、おしっこをするのがどうも苦手、という方は最初からメスのチワワを選ぶようです。
ここには個人の価値観が投影されてしまいます。繁殖を考えている場合には、オスとメスを同時にお迎えすることも考えられます。
なぜ、そのチワワでその性別を選んでいるのか?ということをまずは飼い主さんが頭の中で整理することが求められます。命あるものを迎え入れるということは、常に真摯に考えておくべきことなのです。
マーキングに苦労するのはオスチワワ
性格は穏やかで健康で問題ないというオスのチワワでもマーキングのために、家中に、おしっこをかけてしまうという悩みがあります。トイレのしつけ面で言えばメスのチワワの方が、すんなりと覚えてくれる可能性が高いのです。
オスチワワはどうしてもマーキングをしてしまいますので、いずれ去勢手術をと考えている方は月齢や体重、生育状態を判断しながら早期の去勢手術で、マーキングを軽減できる可能性を手繰ってみるのも良い方法でしょう。
性格が穏やかになるというデーターもあるようです。但しこれには個体差が大きいようです。去勢手術をしても足をあげて、排泄をするタイプのチワワもいます。
チワワメスの性格と特徴は?
メスのチワワは利発で、しっかり者という印象があります。飼い主さんの指示も的確に守れてマーキングの恐れも少ないので、初心者さんの場合にはメスのチワワをお迎えされるパターンが多いようです。ただ一つ発情が半年に1回訪れます。
いわゆる生理は人間の女性と同じです。生理中のメスチワワは、気性が荒く攻撃的になりやすいので、普段は見せないような攻撃的な態度を飼い主さんに示すことも稀にあります。
飼い主さんは、そんな変貌したメスのチワワに腰を抜かしそうになりながらも、いずれ慣れていくものです。それが犬との生活というものです。
メスのチワワは生理期間だけを上手にやり過ごせれば特に大きな問題はありません。避妊手術を早期に考えて、早めに実行できれば生理期間中の不都合からも解放されるからです。
チワワの去勢はするべき?
今後、子孫を残すという使命がない場合には、オスチワワは去勢を考えるべきでしょう。それはどの獣医さんも異口同音におっしゃることです。どうしても年齢的にシニア気に入ると生殖器関連の病気が多くなるのは否めないからです。
そこで躓くよりも、若く体力や気力が充実している間に、手術を行うことを選択するのは、飼い主さんからの愛情の一つでもあります。
ただ全身麻酔を使っての手術になりますので、その時点で麻酔が危険と考えられる持病を持っている場合には、検討しなければいけません。それ以外でも、去勢手術適用外という判断をされる場合もあります。
ここで問題になるのは既往症やアナフィラキシー症状を一度でも起こしたことがあるかどうか?によって慎重に判断するべきなのです。幸いにも、これまで何も起きていないという場合にはマーキング対策を兼ねて去勢手術は有効な判断なのです。
チワワの去勢のメリット
オスチワワが去勢をすることで次のようなメリットを得ることができます。
- 繁殖力がなくなることで予期せぬ妊娠を懸念することがなくなる
- 将来的な病気の予防になる
- 性格がやや落ち着いてくれる場合がある
- マーキングが減る場合がある。
チワワの去勢のデメリット
子孫を今後残せなくなるというのは物理的にもデメリットとしてカウントするべきことです。そしてチワワのオスに限らず、全身麻酔というリスクを背負っての手術になります。
術前検査を慎重に重ねて、獣医さんと最終判断を示すことが基本的に重要なことです。もう一つ気を付けたいのは、去勢手術をすることで、太りやすくなる子がいることです。
去勢手術後は食事管理をきちんと行い、適度な運動をすることで急激に太るということは回避できます。
チワワの避妊手術はするべき?
避妊手術を行うことで、女の子特有の子宮蓄膿症や乳腺炎という病気を回避できる場合が多いのです。元気に寿命を全うさせるためにも、発情出血がなくなることで予期せぬ妊娠を防ぐことができます。
チワワの避妊手術のメリット
メス犬の場合には乳腺腫瘍の予防を効果的にするためには、生後6か月以降で2度目の発情を迎えるまでに避妊手術を行うことが理想的です。
メス犬が避妊手術を受けるメリットとしては妊娠を避けることができる点と、卵巣や子宮疾患が起きる可能性が少なくなります。そしてホルモン関連の疾患を予防できる点も大きいでしょう。
チワワの避妊手術のデメリット
メスチワワだからと言って、リスクが高いということではありません。まずは手術自体のリスクを考えなければいけません。手術や麻酔のリスクを考えると、なかなか、避妊手術に進めないという飼い主さんが多いのも事実です。
それでも、健康状態が良く、今後のことも考え合わせて決断をしてください。ただ、術後には肥満傾向が高まることはデメリットです。
術後に尿失禁を起こす可能性も低いながらもあります。そして縫合糸反応性肉芽腫になる場合もあります。デメリットとしては獣医師の説明をよく聞いて、飼い主さんが納得した上で同意書にサインをするべきです。
去勢手術・避妊手術どちらとも飼い主さんには精神的にも金銭的にも負担がかかってきます。ペット保険に加入していれば、去勢手術・避妊手術などにも適応しているプランもあるので検討してみるのもいいでしょう。
まとめ
オス犬の場合、停留睾丸がある場合には、回復手術を余儀なくされます。睾丸が正常な位置にまで下りて気いる場合には、手術自体は1時間ほどで終了するものです。メス犬は、子宮や卵巣を摘出するために、開腹手術が必要になります。
手術の時間はオス犬の倍の時間がかかると思っておいてください。いずれにしても、全身麻酔下で行われるので、飼い主さんとしては精神的な負担も大きいのは事実です。
適正時期やリスクをきちんと吟味して、避妊去勢手術を決定もしくは、見送りという決断をすることが望ましいのです。