チワワのアンダーショットは遺伝?治せる?

チワワには受け口の子がいます。これはアンダーショットという表現をされますが、ブリーダーさんから譲渡を受ける場合には、あらかじめ譲渡条件の中に、「アンダーショット有」という表記が書かれている場合も少なくはありません。これは遺伝なのでしょうか?治療は出来るのでしょうか?

そもそもアンダーショットとは?

人間にでもあることですが、上の歯、下の歯の噛み合わせが悪い状態で、下顎側の歯が前に出ている状態をアンダーショットと言います。

ひどくしゃくれている場合には、ブリーダーとしいては譲渡対象から外す場合もあるほどです。この不正咬合は、乳歯の残存などが原因になる場合もあります。ほとんどの場合、遺伝が関係しています。

ブリーダー以外の一般的な飼い主さんの場合には、このアンダーショットがなぜ生まれて来るのか?ということを不思議に思うわけです。

実際には、作為的な繁殖によってもアンダーショットは多く発生するのです。子犬時代からアンダーショットにより、譲渡金額が下がっているという場合もあるほどです。

アンダーショットは顔の相を変える?

子犬の時期から噛み合わせが悪い場合には手の施しようがありません。実際には避妊や去勢の折に残存している乳歯をきれいに抜歯するなどして、噛み合わせを少しでも良くするほかありません。

顔の相が大幅に変わるということはありません。ただ、チワワの場合には成長とともに鼻が伸びるので、アンダーショットは目立つ場合もあります。事前にこの事実を知ったうえで、譲渡を受けるかどうかを再度検討することも重要ポイントです。

チワワにアンダーショットの子は多い?

上顎よりも下顎が長い状態です。受け口の状態が強く、見た目も酷く他のチワワよりも退化しているという子犬は、それほど多いばけではありません。

実際にミリ単位のアンダーショットである場合には、何の問題もありません。生活を送る上でも特に不具合がないのでそのまま様子をみるほかありません。

稀に、成犬になるにつれて噛み合わせが原因で口の中に傷をつけてしまうことがあります。健康的にも衛生面でも不具合が出てしまう場合は治療をします。

歯周病が懸念される場合には、歯列矯正という考えではなく、安全確保のために、抜歯を行う場合もあります。歯の切断という方法も選択肢となります。

特別な技術が必要ですので、できれば口腔内を専門にしている獣医さんを訪ねて相談することをお勧めします。ただ、生活の支障のない範囲での噛み合わせの悪さは、基本的に何も治療をせずに様子を見守るということがセオリーです。

チワワのアンダーショットは遺伝?他の原因は?

アンダーショットは遺伝的案要素が強いものです。先祖を辿るとどこかにおなじようなアンダーショットのチワワが存在するものです。ブリーダーさんの場合には、そのあたりを慎重に考え併せて交配を行っています。

怪我が原因になる場合も

チワワが子犬の時期に顔を打撲するなどして顎の関節に怪我を負ったときにはアンダーショットになる可能性もあると言われています。

その際に血液供給が歯にまで行き渡らないことが原因で下顎が前に出てしまう状況にも見舞われるのです。飼い主さんは子犬時代のチワワには外傷を負わせないように配慮するほかありません。

アンダーショットの欠点は?

アンダーショットの欠点はやはり外観的な魅力が半減することです。チワワの中には舌を常に出している子もいます。それも一つの個性とみなしている方も多い中、アンダーショットも同じように感じられるのかどうか?という点は飼い主さんの価値観によって決まるものです。

また、嚙み合わせが悪いので、フードを上手に噛み砕けないチワワも稀にいます。そういったチワワにドライフードを与えると噛まずに飲み込んで餌を食べてしまいます。

対処方法としては、ドライフードを少しふやかして与えるか、ドライフードにブッチをトッピングして与えたりすると飲み込み防止にもつながります。

アンダーショットは治せるの?

口腔内を傷つける恐れがある場合のみ治療の一環として、歯を削る場合、抜歯をする場合があります。そこまでの手は施します。それ以上の対応は今の獣医学には進歩がなく、生活に支障がないことが確認できれば様子見となります。

アンダーショットも個性の一つ

子犬時代からアンダーショットです、という説明を受けていれば、お迎えをした段階でやがて、目立つアンダーショットになるかもしれないことは予想できるわけです。

それを個性と割り切れる方のみ、アンダーショットの子犬を迎え入れる権利があるのではないでしょうか?アンダーショットくらいは大丈夫!という心が広い飼い主さんの下で暮らすチワワは本当の意味で幸せものです。

まとめ

今回はチワワのアンダーショットについての雑学をまとめてみました。最近は遺伝的な研究もブリーダーの中では進められています。極力噛み合わせの悪い子犬を出さないようにしようという努力も見えます。

最初から噛み合わせに問題があると言われている子犬を検討する場合には、じっくりと考えたうえで、譲渡を決定してください。一時の思い付きだけではチワワと幸せに暮らすことは困難です。アンダーショットまでも愛せる覚悟が必要なのです。