チワワをトリミングに連れて行く飼い主さんと、自宅でシャンプーをするだけで、特に被毛のカットには無頓着という方の二つに分かれます。特にロングコートチワワの場合には、毛量に差があります。
自然な形で伸びていても特に問題ない子もいれば、明らかに毛量が多く皮膚病などの心配があるというときには、カットの必要性も考えるべきです。
ほとんどの場合が、シャンプーのみで、積極的にカットをする方は少ないように感じます。私個人もロングコートチワワと10年来、生活を共にしていますがカットについてはこだわらずに、清潔にだけは気を配るという派です。
目次
チワワはトリミングは不要の犬種
チワワの中でも特に、スムースチワワにはカットは必要ないと言われています。ただ、トリミングサロンのメニューの中には、肛門絞りや爪のカットなども含まれています。被毛以外の部分のお手入れは必ず月に1度は必要です。
そういう意味でもカットをお願いするというよりも、シャンプーとそれ以外のお手入れがメインになるのではないでしょうか?中にはこだわりのカットがあって必ずそれをお願いするという飼い主さんもいます。
チワワのカットについては個人の価値観が投影されることです。トリミングサロンにお願いをするパターンと、自宅や動物病院でケアをするパターン。どちらでも特に不都合はありません。
毛を短くしておいたほうが部分
ロングコートチワワの場合には、お尻部分の飾り毛が長く垂れさがっている場合があります。これもロングコートのスタイルなのです。ただ、足回りに絡まって滑る可能性がありますので、あまりに床すれすれの長さまで伸びているときには多少の調節をお願いするのも良いでしょう。
そしてお尻の肛門回りもロングコートの場合には肛門がどこかわからないほどに、被毛が生い茂っている場合もあります。清潔を保つという意味でもエチケットゾーンについては、トリマーさんにお願いをして短めにカットしてもらうと良いでしょう。
チワワのカットスタイル例
ここでは、チワワの色々なパターンのカットスタイルを紹介していきます。
ミッキーマウス風カット
このカットの特徴は耳の部分を丸くカットすることで、ミッキーマウスの耳を表現することです。そのために、顔周りの被毛を短くカットします。顎の下などの飾り毛も、カットしてしまうことで顔の輪郭だけが浮き上がります。
耳の飾り毛も丸くカットすることで愛らしい耳になります。なかなか特徴的なカット法ですが密かに人気のあるスタイルです。
豆柴風カット
豆柴のように輪郭をはっきりと出したカットをしていきます。顔周りの被毛を短くカットして、別犬のような風貌になってしまいますが、これも一つのカット法です。
ただ、チワワ愛好家の方は、チワワのかわいらしさよりも、豆柴の凛とした雰囲気が優先されているということで、あまり好まない場合もあります。可愛らしさを残したカットを望んでいる方はオーダーを控えた方が良さそうです。
ライオンカット
ライオンカットは夏場に人気の高いカット法です。ボディー部分にバリカンを入れて短く毛を刈り込みます。そしてライオンのように胸元の飾り毛だけを強調させるデザインです。
尻尾部分もライオンに似せてカットします。同胎部分の被毛が少なくなりますので暑い夏場には快適です。
ただバリカンの入れ方次第では次の毛が生にくいという場合も考えられますので、十分に考慮しておいてください。バリカンを使わずにすべてハサミを使ったカット方法というのもあります。
チワワをトリミングする際の注意点!
デザインカットをオーダーする場合ですが、必ずしも飼い主さんが願っている通りのカットに仕上がるとは限りません。
後から後悔をしないように、できるだけガラス張りのお店などを選ぶのも方法でしょう。短すぎるカットをしてしまった後のクレームは問題になります。自分の責任のもとで、丁寧にオーダーをしてください。
まだ通い始めたばかりのトリミングサロンで、カットのオーダーをするというのは、冒険です。
まずは数回通ってトリマーさんとの相性を確かめるべきでしょう。チワワ自身もお店の雰囲気が気に入るか?リラックスしてくれるか?という点も重要です。初めての場所にはとにかく注意を払ってください。
チワワのサマーカット・注意点
夏になると暑さを軽減するために、サマーカットがチワワの飼い主の中ではトレンドになります。ただ、チワワ サマーカットをすることで、かえってエアコンによる冷えを感じやすくなる場合もあります。
また日光などが直接皮膚に影響を及ぼす場合もあるのです。そのうえ皮膚が乾燥しやすいというデメリットも考えておかないといけません。毛質も変わり、皮膚にも影響を及ぼす可能性の高いカットですのでよく考え併せておく必要があります。
まとめ
チワワのカットスタイルのもいろいろとあります。愛らしく変身させたいと願う飼い主さんも多いので、トリミングサロンでは技術力を高める鍛錬を積んでいるお店も増えてきています。ただ、チワワにとってカットを含めたトリミングがどの程度必要なのか?ということは改めて考えておく必要もあるのです。