ミニチュアダックスのかかりやすい病気「外耳炎」とは症状・原因・治療方法

ダックスフントには外耳炎が多いことが知られています。ある程度垂れ耳の犬種には避けられない病気でもあります。お迎えを決めた段階から、ダックスには耳の病気が多いということを、把握しておくとお手入れの面でも最初から気を配ることができます。犬種ごとにお世話の仕方を、飼い主さんが把握しておくことは、とても重要なことなのです。

ダックスフントは外耳炎になりやすい?

思いのほか垂れ耳タイプの犬は、耳が蒸れやすいという傾向があります。特に猛暑の時期などは要注意です。立ち耳の犬種の場合には、耳の中を覗くことは簡単ですがダックスフントの場合には、耳を持ちあげて覗く必要があるので、大変です。それでも、飼い主さんとしてダックスフントの耳の中を管理してあげるのは大切なことです。

手間を惜しまずに日々のお手入れの流れで耳の中を覗く習慣をつけておくと便利です。外耳炎を起こすとすぐに耳の中が赤くなります。そして嫌な臭いがするようになるので明らかにいつもとは違うことに気が付きます。ダックスフントは、外耳炎になりやすい犬種であること常に意識しておきましょう。そうすることで、耳の炎症にいち早く気づいてあげられる可能性も高いのです。拗らせないようにすることが何よりも大切なポイントだと忘れないでください。

外耳炎になりやすい犬種は?

ダックスフント以外に、外耳炎になりやすい犬種としては垂れ耳の犬だけではありません。基本的に耳の内側にも毛が生えているような犬種は外耳炎を起こしやすいのです。垂れ耳の犬種は数多くいますが、立ち耳の中にも特に毛量が追いという特徴がある犬は、頻繁に外耳炎を起こします。

・トイプードル
・シーズー
・ウエストハイランドホワイトテリア

などが立ち耳でも外耳炎になりやすいとされている犬種です。垂れ耳の犬種は多くいますが、外耳炎になりやすいと言われている犬種は次の通りです。

・アメリカンコッカースパニエル
・キャバリア
・キング・チャールズ・スパニエル

などの罹患率が他の犬種よりも高いようです。比較的に耳の面積も大きく、蒸れる範囲も広めの犬種の場合には、外耳炎に罹りやすい傾向が強いのです。このような犬種の場合には、意識的に耳の掃除や耳の検査を受けるように飼い主さんは日頃から気を配っています。外耳炎にかかると長い治療期間を費やさなければいけなくなりからです。

ダックスフントの治療法は?治療費はどれくらい?

外耳炎になってしまうと治療が完了するまでに数週間も費やしてしまうこともあります。1度の耳の洗浄などで良くなることが少なく、数回、動物病院に通院することになりますので、治療費もかかってきます。動物病院では獣医さんが耳の中を特殊な器具を使って覗いて、耳の汚れや炎症の度合いを判断します。

その際にかかる治療費は1回の通院で2000円前後となります。詳しい検査(培養検査)などが追加されていると、5000円程度にもなります。いずれにしても1度きりの通院で軽快しないタイプの病気ですので、治療には時間も費用もかかります

外耳炎も重症になると大変

外耳炎も、長い期間放置をしているとその分、治療が遅れてしまいます。最悪の場合には、手術などを行わないと完治できないというケースもあるほどです。外科的な手術が加わる場合には、治療費も跳ね上がり10万円前後にもなります。外耳炎だからと言って、安易に考えないようにすることが大切な習慣です。

外耳炎の治療は、耳の中を獣医さんに洗浄してもらい完全に細菌をなくすための治療を受けます。このために必要なのが、耳垢の除去と耳の中に洗浄液を入れるという処置です。家でも出来そうな印象ですが外耳炎を患っている犬にとって、耳を触られるのはとても嫌なことです。これを克服させるのは飼い主さんだけの力では困難ですので、動物病院で処置をするわけです。外耳炎の症状に合わせて洗浄をした後にお薬を耳の中に投与ということで、処置は終了です。

外耳炎の治療について

飲み薬として抗炎症剤や抗生物質を一定期間服用することで、症状の悪化を防ぎます。概ね、耳の洗浄は1週間に1度の割合で通い、1カ月程度で必要なくなります。投薬治療に1カ月前後の時間を要します。お薬は予防の意味もこめて服用しますので、治療期間としては1カ月~2か月に及ぶ場合もあります。

ここにも個体差は生じます。外耳炎でも初期の段階であればすぐに治ります。炎症が奥の方にまで広がっているときには痒みも相当増しているはずです。犬自身が耳の周囲を傷つけていた場合には、その分、治療にも時間がかかるというわけです。

外耳炎の初期症状などはある?

外耳炎にかかると、初期症状であっても痒みが強くなります。耳の痒みに対して犬はどうしようもない苛立ちを感じ始めます。そうすると、床に耳を擦り付けることや、頻繁に頭を振るようになります。最初は気にかけていなくても、頻度がどんどん増してくるので飼い主さんの方でも、異変に気付きます。

耳の臭いも少しずつ強くなってきますので、明らかに耳の炎症が起きているということがわかります。耳垢も増えてきますので初期の段階であっても、外耳炎で、あっても犬の不快感を取ってあげられるような治療が早急に必要になります。耳が全体的に赤くなっている場合もあり、初期の段階を過ぎてしまうと頭を傾けるような仕草を見せるようになります。ここまで進行しないように治療を受けることが必須です。

ダックスフントが外耳炎にならないようにするには?

外耳炎にかかる原因としては犬特有の外耳道の形にあります。この部分に耳の中からの分泌物や耳垢が溜まることで細菌が発生します。この状態をまずはつくりださないようにすることが大切です。一度でも外耳炎になってしまうと慢性的に外耳炎が起きやすい環境を繰り返す場合もあります。

まずは耳の中を常に清潔にすることが肝心です。自宅で耳掃除ができる場合には、綿棒を使って定期的に耳の掃除を行いましょう。どうしても耳を触られるのを怖がるというような場合には、獣医さんにお願いをして、定期的な耳の掃除をします。まずはこの習慣を確立させてください。耳掃除も素人が行うことで、耳を傷つけてしまう場合がありますので、要注意です。耳の温度を上げないようにすることも理想的ですが、なかなかこちらは困難です。

耳の定期健診の重要性

知らない間に、耳の炎症が進んでしまうこともよくあります。外耳炎になっていても初期の段階で治療を受けると軽く済みます。長期間にわたり治療が必要となってしまうと犬の方も治療のたびにストレスを受けることになります。それらを回避するためにも、決めた感覚で獣医さんに耳の中を覗いてもらい耳掃除だけでも最低限月に1回は行うようにしてあげましょう。

外耳炎を何度か繰り返している既往がある場合には3週間に1度程度は耳掃除をしてもらって、炎症がぶりかえしていないかどうか?をチェックしてもらえると安心です。

耳環境を整える

せめて暑い時期には、通気性をよくするために耳掃除の間隔を少し短めにとってみるのも手段でしょう。できるだけ涼しい部屋で過ごし耳が蒸れるのを防ぐほかありません。自宅でシャンプーをする場合には、シャンプーで洗い流した後に耳の中をよく拭き取ることも忘れないようにしてください。

まとめ

今回はダックスフントの外耳炎について紹介していきました。外耳炎は日頃のケア方法を飼い主さんが怠らなければ回避することができる病気です。

これからもダックスフントとの生活を楽しく過ごす為に少しでも役に立てる事が出来たら幸いです。