ミニチュアダックスのかかりやすい病気「椎間板ヘルニア」とは症状・原因・治療方法

私の家にミニチュアダックスが来て早2年が過ぎました。我々に癒しを与えてくれる可愛いブラックタンのかわいい家族です。この子が来てくれてよかった!と最近になってよく思います。

この大切な家族である「ミニチュアダックス」がなりやすい病気があります。それが椎間板ヘルニアです。愛犬が健康で快適な生活を長く送れるように、飼い主は気を付けなければなりません。

今日はミニチュアダックスにとって怖い病気の椎間板ヘルニアについて、理解を深めていきましょう。

ダックスフントが椎間板ヘルニアになりやすいのは何故?

ミニチュアダックスが椎間板ヘルニアになりやすい理由は、大きく分けると2つあると言われています。

1つ目は「軟骨異栄養犬種」と言われているのですが、軟骨の変性が起こりやすい体質を持っている犬種であるということです。ざっくり簡単に言ってしまうと、生まれつき椎間板ヘルニアになりやすい!ということなのです。

2つ目は、ダックス特有の体型です。ダックス好きからすると、胴長短足の体型はなんとも愛らしいのですが、短い足に長い胴体というのはどうしても背骨に負担がかかる体型なのです。ジャンプしたり、体をひねったり等、ちょっとしたことで椎間板ヘルニアになってしまうことがあるのが実情です。

椎間板ヘルニアの原因は?

それでは、どのようなことが原因で椎間板ヘルニアになってしまうのでしょうか?上記の1でも少し触れましたが、もう少し付け加えると、「リラックスしている状態から激しい動きをする」ことでなりやすいというように言えばわかりやすいかと思います。

ミニチュアダックスに限らず、犬は寝ているときやリラックスしているときは体の力が抜けている、いわば「脱力状態」です。その状態から急に何かに反応し、急に飛び起きると椎間板ヘルニアの発症の原因になることが報告されています。

私の犬の場合、来客のチャイム音が嫌いで、鳴ると反応して飛び起きてしまいます。犬の習性上仕方のないところはありますが、宅配業者等なら事前にトラックの停車音でチャイムが鳴ることがわかります。そういうときは先に抱っこして落ち着かせる等の工夫はしています。

愛犬に吠え癖があるとか、興奮しやすいなどがある場合は注意が必要です。

遺伝的な椎間板ヘルニアになりやすい犬種は?

ミニチュアダックス以外に、椎間板ヘルニアになりやすい犬種は大きく分けて6種あると言われています。ウェルシュ・コーギー・カーディガン、トイ・プードル、トイ・マンチェスター・テリア、バセット・ハウンド、フレンチブルドッグ、ボクサーの6種です。

ダックスフントが椎間板ヘルニアになる年齢は?

椎間板ヘルニアになる年齢に関しては諸説ありますが、かかりつけの獣医師やペットショップの方の意見をまとめると、「いろいろな年齢で起きる」と考えておくことが、飼い主にとっては大切なことではないでしょうか。「〇歳だからかからない」という考えはかえって危険だと思います。

それでも特に「2歳から6歳が起こりやすい」という意見はいろんな方から伺いました。いろいろ調べてみると、1歳で発症した例もありましたし、12歳で発症した例もありました。飼う以上、常に注意するべきだと考えておくことが無難です。
 

ダックスフントが椎間板ヘルニアにならない為には?

ミニチュアダックスは元来、椎間板ヘルニアになりやすい先天的な要素を持っていますので、病気の予防は難しいと言われています。

しかし、飼い主としてこの病気についてよく知ることで、早期発見ができ、良い結果に結びつくことも考えられます。ですから予防は難しくとも、これからお伝えすることに注意することで、発症を遅らせたり、また重度化を避けたりすることは可能だと思います。

1つ目は、無理な運動はさせないことです。特に腰に負担がかかる運動や立たせることは避けるべきです。うちの犬の場合、嬉しくてジャンプすることがありますが、極力させないようにしています。

2つ目は、肥満にさせないようにすることです。かわいい目で見つめられるとついおやつを与えすぎてしまうことがどなたでもあるかと思いますが、愛犬の体重管理には気を付けるべきです。そういう私も愛犬の体重が増えてしまい、餌の量を調整してダイエットに取り組んだ経験があります。ミニチュアダックスの場合は、運動で減量はあまり期待できず、餌の量でしか体重管理ができないと獣医師に指導されました。こうならないためにも、日ごろから気を付けてほしいです。

3つ目は、住環境です。滑りやすいフローリングの床は足腰を痛めやすい要因となります。タイルマットを敷くなどして、滑り止めとクッション性の確保はしてあげたほうがいいでしょう。

4つ目は、抱っこの仕方です。ポイントは、抱っこされているときに、ミニチュアダックスの胴体が床と平行になっているかどうかです。両手を使って正しい抱き方をするように心がけましょう。またソファに飼い主が座り、犬を膝に乗せることもあるかと思います。その際に犬が飛び降りないように注意しましょう。飼い主が下ろすことを犬の為にやってあげた方が犬の負担の緩和になります。

椎間板ヘルニアの初期症状などはある?

専門的にみると、ヘルニアの症状は5段階あると言われています。しかし私も含め、獣医師ではない飼い主にその判断をすることは難しいです。

そこでここでは、「椎間板ヘルニアが疑われる症状」についてお伝えします。

まず「普段と様子が違うということを把握する」ということです。これは絶対に飼い主さん以外はわかりません。「どうも違うなあ」という感覚を持てるかどうかは、日ごろ接しているからこそわかることです。

具体的には、歩き方がおかしくなることが1番最初に気づくのではないかと思います。まっすぐに歩けていないとか、歩く速さが遅くなった等の変化があったときはしっかりと観察していく必要があります。

次に「散歩を嫌がる」等、運動を嫌がるようになってきます。この段階になると、おそらく痛みも伴っていることが考えられます。この段階になれば、即病院に行くのがいいでしょう。

この後、「足を引きずる」「動かなくなる」等の症状が出てくると、椎間板ヘルニアが進行し、麻痺を起こしている可能性もありますので、早期発見、早期治療の観点からも、この段階に至るまでには診察を受けることをおすすめします。

椎間板ヘルニアの治療法は?

椎間板ヘルニアに治療法は、大きく分けて内科的治療と外科的治療の2つがあります。

「触ったときに痛がる」とか、「歩き方がちょっと変だなあ」というレベルなら安静にし、投薬治療が可能です。しかし、「麻痺が出ている」とか「動けない」というレベルなら、外科的治療、つまり手術が必要だということになります。

 

椎間板ヘルニアの治療後のケアはどうするの?

まず、内科的治療を行った場合でも、当然ですが時間がかかります。治療には安静が絶対に必要です。投薬をすることで、犬の痛みは和らぎますが、その分犬が動こうとするので、安静にさせることが大変になります。
 
基本的には、ケージの中で運動のできない状態にさせます。しかし中にはどうしてもジッとしてられない犬もいるでしょうから、その場合は入院させるという方法も選択肢に入れる必要があるでしょう。

外科的治療、つまり手術を行った場合は術後にリハビリが必要となります。犬用のコルセットを使用することが多く、ゆっくりと元の生活に戻すようにしていくことが多いです。

どちらの治療を行ったにしろ、焦りは絶対に禁物です。

まとめ

以上、椎間板ヘルニアについてお伝えさせてもらいました。
ペットに犬を選んだ1つの理由として、「一緒にお出かけができる」ことがあるのではないでしょうか。私もドライブや旅を楽しみたくて、新しい家族に犬を選びました。愛犬との旅は素晴らしく、最高の時間を過ごすことができます。

しかし、愛犬が痛みを感じたり、ましてや歩くことが厳しくなったりすると、一緒に楽しむことに制限が出てきますし、何より愛犬が辛い思いをします。それは避けたいと思っています。

飼い主がちょっとしたことを日ごろから注意することで、椎間板ヘルニアの発症を遅らせたり、発症しても負担を小さくしてあげられたりできるなら、何より犬の負担が軽くて済みます。

今日の記事が楽しい犬とのライフスタイルに対し、少しでもお役に立てたなら嬉しいです。これからも愛犬との時間を大いに楽しみましょう。