ミニチュアダックスは飼いやすい?飼い方や、種類の特徴

胴長短足というシルエットがなんとも可愛く、その可愛さから「ミニチュアダックスを飼ってみたい」という方もけっこう多いと聞きます。ではミニチュアダックスは、犬の飼育初心者に向いているのでしょうか?

ダックスフントは初心者向け?

ミニチュアダックスを飼うという前に、ますは「飼いやすい犬の条件」について考えてみましょう。私の考えですが、これからお伝えします5つの条件に多くあてはまる犬が、初心者の方には向いていると思っています。その5つの条件とは、次の通りです。

散歩の頻度は?

私の家族は当初、夫婦共働きで2人とも忙しい職場でした。そのため帰宅時間がかなり遅くなることもあり、犬にストレスを溜めさせてしまったという苦い経験があります。

今は私が早期退職し在宅で仕事をしているので、いつも一緒にいることができ、毎日散歩に連れて行ってあげることができていますが、以前は、残業で遅くなった日は2人ともグロッキー状態で疲れ果ててしまい、散歩に行くことができなかった日も数多くありました。

運動量を必要とせず、散歩の頻度が少ない方が負担は少なく、初心者の方には向いているでしょう。

ケアはどうか?

日々のケアとして、抜け毛に対するケア(ブラッシング、部屋の掃除等)、耳の汚れが一般的です。このケアの頻度が少ないほど負担が軽くなります。被毛の長い犬の場合、ブラッシングだけでなく、部屋の掃除も重要なポイントとなります。なぜなら部屋中、いや中に抜け毛は落ちているとお考え下さい。もちろん洋服にも洗濯物にも引っ付いています。これらがストレスになってしまうと、飼育が楽しめなくなります。

しつけはしやすい?

ここはとても大きなポイントです。無駄吠えや甘噛みなどは、きちんと躾をしなければなりません。他人に危害を加えたり、ご近所に迷惑をかけたりするとストレスとなってしまいます。躾がしやすい犬種の方がいいでしょう。

健康面は?

健康面での異常は、飼育初心者でなくともなかなか気が付きにくいとことがあります。犬は「痛い」「かゆい」等の言葉を当然言ってくれないので、行動をチェックして判断し、必要ならば病院で診てもらわなければなりません。

かかりやすい病気が少ない犬種の方が病院に行く機会が少ないので、初心者向きと言えるでしょう。

費用面は?

 これも当然ですが、犬を飼うと経済的な負担は増します。食費はもちろんのこと、おやつ代や病院受診代、予防接種代等、けっこう出費が大きくなります。また犬種によってはトリミングなども必要となりますので、そのあたりも考量する必要があります。

こうして①~⑤のことを総合的に考えると、ミニチュアダックスは飼育初心者の方には「比較的飼いやすい犬種」だと言えるのではないでしょうか。

ダックスフントの性格は?

一般的に言われていることとして、ミニチュアダックスの性格の特徴は「甘えん坊」「よく吠える」ということです。

これは実際に飼ってみて実感しています。特に私の犬は甘えん坊過ぎで、ずっと家族の後ろを引っ付いて回ります。台所で料理していても、近くをウロウロしていますし、トイレにも一緒に入ってきます。ソファでくつろいでテレビを見ているときも膝に乗せてと訴えてきますし、実際、この記事を作成している今も、膝の上に乗っています。家族には甘え上手ですし、また家族が何かやっているときは、一緒にやりたがり仲間に入ろうとします。

よく吠えることも、成犬になってから感じます。縄張り意識が強くなっていることが影響しているのでしょうが、宅配業者の方や電気工事関係の方が自宅に入ってくるとまずは吠えます。ドライブ中でも、駐車増の係員や検問中の警察官が近寄ってくると、やはりまずは吠えます。

幼犬のころから躾をしているので、しょっちゅう吠えることや、関係ないところで吠えることはほとんどありませんが、その性格や元々狩猟犬だったことから考えても、吠えやすいということは知っておくべきでしょう。

あと、個体差はあると思いますが、私の犬に限って言えば、人見知りや犬見知りをして、慣れるまで時間がかかります。よく「人懐こくて友好的」だというサイトもありますが、必ずしもそうではないと思います。

ダックスフントの種類

私が飼っているのは「ミニチュアダックス」ですが、ダックスは他にも種類があります。一般的には、大きさで3種類に分けられています
 

スタンダードダックスフンド

ダックスフンドの原型と言われていて、3種のうちでは1番大きな犬です。国内では1番飼育頭数が少ないです。

ミニチュアダックスフンド

もっともポピュラーなのがこのタイプです。最近はやや大きめのサイズが増えてきています。

かにへんダックスフンド

1番小さいサイズで、最近人気急上昇中です。また被毛の違いでも、3種に分けられています。

スムースヘアー

最も基本的な被毛で、筋肉質でたくましく見えます。神経質ではなく丈夫だと言われています。

ロングヘアー

国内では最も人がある被毛です。3種の中では1番穏やかと言われています。

ワイヤーヘアー

ゴアゴアした眉毛とひげが特徴的です。海外では人気のある種類で、国内でも人気が上昇
しています。3種の中で最も気が強いと言われています。
 

ダックスフントをお迎えする準備は?

ミニチュアダックスを飼うにあたって、あらかじめ準備しておくものがあります。まずは基本的なものから準備しましょう。これらは最低必需品となります。これらを準備した後、実際に飼い始め、あればいいなと思う物を買い足していけばいいと思います。
絶対に必要な物は
 
・ゲージ(クレート)
・トイレシート
・お皿(水用と餌用)

です。これらがあれば、まずは大丈夫です。

餌ももちろん必要になりますが、急に餌を変えると下痢を起こすなど犬が体調を崩してしまうこともよくあることです。少なくとも、犬が新しい家と飼い主に慣れるまでの間は、ペットショップやブリーダーさんのところで与えていた餌と同じものを与える方がいいでしょう。

実際に飼い始めた後でいいのですが、おもちゃは大切です。特にミニチュアダックスは遊ぶのが大好きです。ぜひ用意してあげましょう。おもちゃはあくまでも「犬と飼い主が一緒に遊ぶもの」と考えてください。おもちゃを与えっぱなしはダメです。しばらくは1日15分程度を目安にし、まずは新しい環境に慣れることを優先しましょう。

意外に思われるかもしれませんが、ミニチュアダックスはかなりきれい好きですのでトイレシートが汚れていると、そこでおしっこやウンチをすることを嫌がり、トイレットトレーニングの妨げになることがあります。また「シートを変えてほしい」という要求鳴きの防止にもなりますので、シートはこまめに変えてあげるようにしましょう。

また、ゲージの中についてですが、トイレ部分と寝る部分は分けてあげましょう。寝る部分はやや広めにとり、そこに水の皿を置き、餌を与えるようにすると、犬は「ここが自分の家だ」と認識するようになり、環境になれることが早くなります。また「ここにいれば安心安全」だとも思うようになり、無駄吠えの防止や、将来的にお留守番の躾にも役立ってきますので、スタートから工夫してあげましょう。

何事も最初が大切です。犬か来てからバタバタと慌てることがないように、事前に情報を仕入れて必要な物をチェックし、飼い主も落ち着いた気持ちで新しい家族を迎えてあげてほしいです。

ダックスフントを飼うときの注意点

ミニチュアダックスの特徴は、一目でわかる「胴長短足」の体型です。それゆえに注意しなければいけないことがあります。

この体型のため、ミニチュアダックスは腰に負担がかかりやすく、ヘルニアになるケースが多いのです。それと同時に股関節への負担もかかりやすいのです。こういった疾患には注意しなければなりません。

具体的には、足腰に負担がかかる動作はなるべく回避させてあげるようにしましょう。喜んでジャンプする、段差の大きい階段に上り下り、ソファからのジャンプ、フローリング上を滑って移動するなどは、させないようにしなければなりませんし、住空間の見直しも飼い主として考える必要があります。

また肥満にさせないようにすることも重要です。腰や股関節に負担をかけないように、適正量の食事を与え、おやつの量も考えることで、飼い主が体重管理をしてあげなければなりません。もちろん肥満のことばかりに気を取られ、栄養失調になったのでは話になりません。必要かつ十分な量を与えるようにしましょう。

こうしたことは、ダックスフンド特有の問題ですので、十分注意してあげましょう。

まとめ

2年間、実際に飼ってみての感想は、「甘えん坊だけど、飼い主に対しては従順だし、体が丈夫なので、初心者には飼いやすい」と思うということです。活発で適応力も高いと思いますので、一緒にお出かけしたり、旅したりする相棒としては最高です。愛犬と一緒に活動できるということで、楽しさも倍増することは間違いありません。

とてもかわいいミニチュアダックスですが、ずっと健康でいてほしいですし、痛い思いをできるだけさせたくないので、躾に関しては厳しめにしています。ダメなときはダメと、毅然とした態度で接することも大切です。甘やかしてしまうと、後から犬がきつい思いをしてしまいますからね。

今回の記事が何かの役に立てば幸いです。ぜひ、かわいいミニチュアダックスとの生活をスタートさせ、楽しさが倍増する日々を送ってほしいものです。