シェパードのクリッカートレーニング法|基本とトレーニング時間などを紹介

ジャーマンシェパードの訓練は非常に大切です。しかし訓練法はたくさんの種類があり、飼っているジャーマンシェパードをどのように訓練するべきか悩んでいる飼い主も多いのではないでしょうか?そんな方にはクリッカートレーニングがオススメです。ここではジャーマンシェパードのクリッカートレーニングについて詳しく説明していきます。

クリッカートレーニングって何?

クリッカートレーニングは犬の良い行動を褒めるというのが基本の訓練法です。クリッカートレーニング中は犬を叱ったり、好きなものを取り上げたりするなどの、ネガティヴなテクニックを一切使いません。そのため、犬も飼い主も楽しんでトレーニングをすることが可能です。クリッカートレーニングは長年、多くのトレーナーに使用されてきただけではなく、最近ではクリッカートレーニングの効果を証明する論文なども発表されています。

クリッカートレーニングとはクリッカーで犬の良い行動をマークするのが基本です。そしてその良い行動を褒めることで、その行動を反復的に犬が行うように進めます。他の訓練とあまり変わらないように思うかもしれませんが、クリッカートレーニングの魅力は短くてはっきりとした音を、犬の行動のマーカーとして使用できることです。犬の良い行動をピンポイントで示し、飼い主がどの行動を褒めているかが明らかになるので、犬にとってもわかりやすく、誤解が生じにくくなります。

クリッカートレーニングはもともとイルカなどの海洋動物を訓練するのに発明された訓練法です。(海洋動物の訓練士はクリッカーでハンク、笛を使う。)イルカやシャチの訓練士から徐々にドッグトレーナーに広がり、今では全世界のトレーナーに使用されています。また、犬や海洋動物だけではなく、馬の訓練にも頻繁に使用されています。海外にはトラやライオンの健康検査を安全に効率よくできるようにするために、クリッカートレーニングを導入している動物園もあり、世界で最も人気のある訓練法の一つです。

シェパードのクリッカートレーニングは大変?

クリッカートレーニングは動物園の動物や海洋動物の訓練に使われていると聞くと、難しい訓練法だと心配する人はたくさんいます。しかし、ジャーマンシェパードのクリッカートレーニングは大変ではありません。初めのうちはクリッカートレーニングを学び、慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。しかし、少しの練習をしてコツを掴めさえすれば、クリッカートレーニングは簡単です。

ジャーマンシェパードは知能が高いため、飼い主がしっかりとクリッカートレーニングを理解できていれば、容易に身につけることができます。また、クリッカートレーニングをうまくできれば、ジャーマンシェパードとのコミュニケーションをより明白にし、関係をさらに改善できる素晴らしい方法です。

自分でクリッカートレーニングはできない?

クリッカーの最も大変なのが、クリッカーの仕組みとタイミングを極めるといことです。クリッカートレーニングに関する書籍はたくさんありますが、インターネットだけでもたくさんの情報を集めることが可能です。そのため、独学でゼロからクリッカートレーニングを学ぶことは誰にでも可能です。しかし不安な人や、タイミングを正確に把握したいという人はドッグトレーナーに教えてもらうのもいいアイディアです。

クリッカートレーニングは基本をつかめば、あとは練習あるのみです。基本をドッグトレーナーに教えてもらえれば、そこからは自分だけでジャーマンシェパードのクリッカートレーニングをすることが可能です。

クリッカートレーニングで必要なものは?

クリッカートレーニングに必要なものはクリッカー音を出す道具とジャーマンシェパードが大好きなおもちゃやおやつです。初めのうちはおやつを使うのがオススメですが、おやつに興味のないジャーマンシェパードはおもちゃだけでもクリッカートレーニングを始めることは可能です。しかし、おもちゃのみだとクリッカートレーニングの導入に少し時間がかかるかもしれません。

クリッカー音を出す道具としては主にクリッカーが使われます。クリッカーとは、ボタンを押すと「カチッ!」と音を出す道具のことです。クリッカーに様々な種類があるので、自分が持ちやすいクリッカーを選ぶと良いでしょう。しかし、必ずしもクリッカートレーニングにはクリッカーを使用しなくてはいけないとは限りません。ペンのカチッとなる音や、カスタネットなど、短くてはっきりとした音ならなんでもクリッカーの代わりとして使用することができます。クリッカーを使用せずに「ok」などの言葉をクリッカーの代わりとしているドッグトレーナーもたくさんいます。しかしクリッカーやクリッカーの代わりとなる音を決める時に注意しないのが、日常の中で聞かない音を選ぶということです。トレーニングの時間以外にも聞く音だとジャーマンシェパードも混乱してしまいます。

クリッカートレーニングはタイミング重視?

クリッカートレーニングがうまくできるかできないかはタイミングを極めることができるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。クリッカートレーニングは「カチッ=良い行動」と犬に教える訓練法なので、クリッカーを鳴らすタイミングを間違えてしまうと、正しい行動を確実に犬に示すことできません。ジャーマンシェパードが混乱してしまうだけではなく、間違った行動をマークしてしまうと間違った行動を反復的に犬が行うようになってしまう場合があります。

クリッカートレーニング方法

クリッカートレーニングの基本のステップをここから紹介していきます。クリッカートレーニングのコツは各ステップを確実に行っていくということです。焦らず、一つ一つのステップに十分の時間を費やすことで、ジャーマンシェパードと飼い主の両方がわかりやすく、スムーズな訓練をすることができます。

クリッカーの意味をジャーマンシェパードに教える

クリッカートレーニングの1番目のステップはクリッカーがどのような意味なのかをジャーマンシェパードに教えることです。「クリッカーの音とは自分がいいことをしているということで、おやつがもらえる。」ということをジャーマンシェパードに理解させる必要があります。

この導入の訓練はとてもシンプルです。クリッカーを鳴らし、そのすぐ後にジャーマンシェパードにおやつをあげるだけです。これを何度も繰り返し続けるようにしてください。おもちゃを使って訓練がしたい人は、引っ張る遊びなどをすることができます。しかし、遊びで褒めるのは時間がかかり、導入のうちはおやつを使うのがオススメです。

これをするときはクリッカーを鳴らすと同時に褒めないように注意してください。必ずクリッカーを鳴らし終えた後に褒めるようにしてください。

クリッカーを鳴らしてジャーマンシェパードがすぐに反応するようになれば導入が成功したということになります。しかし、クリッカーを鳴らしてもジャーマンシェパードが無視したら、まだクリッカーの意味が理解できていないということなので、一つ目のステップを継続してください。

ジャーマンシェパードの良い行動をクリッカーでマークする

ジャーマンシェパードがクリッカーの音に反応するようになったら、早速訓練を始めます。教えたい行動をジャーマンシェパードはするように餌などで誘導し、ジャーマンシェパードがその行動をしたら、すぐにクリッカーを鳴らし、おやつやおもちゃで褒めます。そうすることでジャーマンシェパードは褒めてもらうためにその行動を何度も繰り返し見せるようになります。毎回欠かさずクリッカーを鳴らし褒めてあげるようにしてください。

このステップで最も困難なのがどのようにして、好ましい行動をするように犬を誘導するかということです。餌で誘導するのが最も簡単ですが、難易度の高い芸などはいくつかのステップに分けてジャーマンシェパードに教える必要があります。

行動にコマンドをつける

ジャーマンシェパードが好ましい行動を何度も反復的にできるようになったら、次はその行動に名前をつけます。これはのちにコマンドになります。ジャーマンシェパードが教えたい行動をすると、コマンドを言い、褒めてあげます。これを何度も繰り返すとジャーマンシェパードは次第にコマンドを聞くとその行動をするようになります。ジャーマンシェパードがこれをできるようになるとトレーニングは成功です。

クリッカートレーニングは1日どれくらいの時間をした方がいい?

クリッカートレーニングは初めのうちは短い時間から始めることが重要です。子犬などは5分の訓練を1・2回するなどと工夫し、子犬が飽きないうちに止めるのが大切です。成犬は子犬よりも少し長めの時間のトレーニングが可能ですが、子犬と同様に犬が飽きる前にトレーニングを止めるようにしてください。

訓練法は一つに決めた方がいいの?

ジャーマンシェパードの訓練法を一つに決めて行う必要は全くありません。教えることに合わせて訓練法を変え、ジャーマンシェパードと飼い主が一番わかりやすい方法で訓練するのが大切です。

まとめ

クリッカートレーニングについて少しは知ってもらうことができたでしょうか?クリッカートレーニングは犬と楽しむ最高の方法です。難しく考えすぎずにぜひチャレンジしてみてください。