ジャーマンシェパード訓練事情|訓練に入れる時期や訓練のタイプをご紹介

ジャーマンシェパードはとても大きくて力強い犬種です。そのため、訓練は非常に大切です。しかし、いつ頃訓練を始めるべきなのでしょうか?また、訓練所に預けなければいけないのでしょうか?ここではジャーマンシェパードの訓練について説明していきます。

ジャーマンシェパードを訓練することはなぜ大切?

ジャーマンシェパードは頭がいい犬種だということは多くの人が知っていると思います。ですが、頭のいい犬種は訓練をしなくても賢いというわけではありません。ジャーマンシェパードと楽しい毎日を過ごすのにおいて、訓練することは非常に大切です。「訓練されていないジャーマンシェパードは、ジャーマンシェパードであらず。」と言われるほど、ジャーマンシェパードは訓練で変わる犬種です。

訓練をすれば、ジャーマンシェパードにできない作業はほとんどありません。ジャーマンシェパードは牧羊作業に限らず、頼まれた作業を全て成し遂げられる「万能犬」として作り出された犬種だからです。訓練されたジャーマンシェパードは扱いやすく、良い家庭犬になります。また、必要以上に興奮することはなく、自分で考え、判断する力があります。

訓練がされていないジャーマンシェパードは落ち着いて生活ができず、そわそわしい様子を見せます。また、散歩中は強い力で飼い主を振り回し、最悪の場合は噛み癖などの問題行動を見せるかもしれません。ジャーマンシェパードは体が大きく力も強いので、ちょっとしたことでも大きな事故になりかねません。ニュースなどでジャーマンシェパードが道を歩く人に噛み付いたというニュースがたまに報道されています。ジャーマンシェパードと周りの人の安全を守るために訓練は必要不可欠です。

ジャーマンシェパード訓練時期って?

ジャーマンシェパードの訓練には大きく分けて2種類あります。人間との生活を快適にするためのしつけと、コマンドと特定の行動を結びつける訓練です。

ジャーマンシェパードは家に連れて帰った日からしつけを始めるようにしてください。しつけを子犬の時期からすることで、問題行動の発生を防止することができます。問題行動は癖になると、それを正すのに長い時間がかかるので、発生し始めた頃に正すのがポイントです。また、しつけはジャーマンシェパードと飼い主の絆を深めるのに絶好のチャンスです。飼い主と何かをするのが楽しいと子犬が思える、楽しいしつけができるように工夫をしてください。

コマンドと特定の行動を結びつける訓練は「スワレ」や「フセ」などのことです。これもまた、子犬を家に迎えてすぐ始めても構いません。しかし、子犬の集中力は短いので、高い頻度と短い時間で訓練するようにしてください。コマンドの訓練は大切ですが、子犬の時期はあまり本格的にする必要はありません。子犬の間はしつけや社会性訓練に重点を置くようにしてください。

警察犬や麻薬探知犬の訓練はコマンドの訓練の応用です。多くの訓練士は生後6ヶ月頃から基礎のコマンドや遊びを教え始め、1歳ごろから本格的な訓練を始めます。ジャーマンシェパードは一歳半ほどまで関節や骨が成長しているので、訓練が成長の妨げにならないように注意する必要があります。

何か月から訓練に入れるの?

ジャーマンシェパードを何ヶ月で訓練に入れるかは、何の訓練をしているかで大きく変わります。ジャーマンシェパードにリードのマナーや無駄吠え防止の訓練のためであれば生後4ヶ月から生後10ヶ月の間に入れるのが一般的です。しつけの預かり訓練は基本的に3ヶ月ほどの長さです。これは子犬のうちに問題行動を修正し、基本のマナーを教え込むためです。子犬の吸収力は非常に優れており、子犬時期に身につけたことは基本的に忘れることがありません。しかし、飼い主としては可愛い子犬時期を見逃すのを悲しいと感じる人もいるのでは二でしょうか?

警察犬や訓練競技会の訓練は生後12ヶ月以降に始める場合が多いです。訓練をする前に基本のしつけの訓練もするため、少し早い時期から入れる人もいるかも知れません。警察犬の訓練は非常に時間がかかります。そのため、長期間の間ジャーマンシェパードを訓練所に預けておく必要があります。さらに、警察犬になった後も警察犬競技会などに出場させるのであれば、定期的に訓練所に預け、訓練能力が劣らないようにメンテナンスする必要があります。

成犬だと遅い?

ジャーマンシェパードが成犬でも新しいコマンドを教えることはできます。そのため、訓練が遅すぎるということはありません。成犬になってから訓練を始め、警察犬になったジャーマンシェパードは珍しくありません。しかし、成犬になると新しいことを教えるのに子犬より時間がかかってしまうことがありません。

コマンドを教えるのは成犬からでも大丈夫ですが、問題行動は少し苦労する場合があります。訓練士によっては3歳以上のジャーマンシェパードの攻撃的な問題行動は修正できないという人もいます。成犬の問題行動を修正するのは決して簡単ではありませんが、経験があるプロの訓練士に訓練してもらうことで修正できるかも知れません。

ジャーマンシェパードの訓練のタイプ

ジャーマンシェパードの訓練のタイプは家庭で心地よく生活するためのしつけと、警察犬などの高いレベルの訓練に分けられます。さらにオビディエンスやアジリティ、IGPなどのjkc競技の訓練する人もいます。訓練所に預けてジャーマンシェパードをプロの訓練士に訓練してもらう人もいれば、訓練士に教えてもらいながら自分で訓練する人もいます。

また、ショータイプのジャーマンシェパードは展覧会に備えて訓練をします。ジャーマンシェパードの立ち方を学び、上手に体を審査員に見せる方法みにつけます。

ショータイプ

ショータイプのジャーマンシェパードは容貌を出来るだけスタンダードに近づけて繁殖されたタイプです。ショータイプのジャーマンシェパードの容貌はとても美しいですが、訓練能力は訓練タイプのジャーマンシェパードに少し劣っています。そのため、警察犬の訓練などがされることは訓練タイプに比べると少ないです。ショータイプは展覧会の訓練のために、ハンドラーに預けられることがよくあります。また、訓練競技会やアジリィティ競技会でも多くのショータイプのジャーマンシェパードが活躍しています。

訓練タイプ

訓練タイプは訓練能力のために繁殖されたタイプです。訓練タイプのジャーマンシェパードは展覧会に向いた体格ではないので、展覧会の訓練がされることはほとんどありません。しかし訓練能力が非常に高いため、警察犬や災害救助犬の訓練などがよくされます。また、多くの訓練タイプはIGPというドッグスポーツで活躍しています。

ジャーマンシェパードの訓練費用はどれくらい?

ジャーマンシェパードの訓練費用は訓練所や訓練内容によって大きく変わります。しかし、基本的には預かり訓練1ヶ月が8?30万です。また、警察犬をゼロから育て上げるのに、40万から100万が平均です。見ての通り、訓練料金には大きな差があります。訓練士はすぐに決めずに、何箇所か調べてみるといいかも知れません。

ジャーマンシェパードのしつけは飼い主では無理?

賢いジャーマンシェパードになってほしいけど、何ヶ月も預けるのは寂しいと感じる人がいると思います。そんな人は自分で訓練するという選択肢もあります。初心者が自分だけでジャーマンシェパードを訓練するのは少し困難かも知れません。しかし、訓練出張サービスやレッスンなどのサービスを活用する方法があります。訓練士が飼い主に訓練方法を教え、飼い主が自分で訓練できる方法です。

まとめ

ジャーマンシェパードの訓練について少しは知ってもらうことができたでしょうか?ジャーマンシェパードの訓練は多くの飼い主にとって悩みどころだと思います。しかしあまり難しく考えすぎず、とりあえず近くの訓練士に相談するといいかも知れません。また、時間がある方は自分で訓練にチャレンジしてみてください。