ジャーマンシェパードの運動量・散歩事情

ジャーマンシェパードは何時間も作業をするために生まれてきた犬種なので身体能力は高く、持久力があります。そのため、ジャーマンシェパードはたくさんの運動を必要とします。では、「たくさんの運動」とはどれくらいの運動のことを言うのでしょうか?ここではジャーマンシェパードの運動量について紹介していきます。

ジャーマンシェパードの運動量は?

ジャーマンシェパードは何時間もの間、牧羊犬として羊を管理するために作り出された犬種です。そのため、ジャーマンシェパードはたくさんの運動を必要とします。たくさんの運動とは一体どれくらいの運動なのか疑問に想う人もたくさんいると思います。しかし、全てのジャーマンシェパードに当てはまる決まった時間や頻度はありません。必要な運動量は年齢や血統によって変わるだけではなく、個体によっても大きく変わります。そのため、ジャーマンシェパードの運動量は個体に合わせて調整する必要があります。

ジャーマンシェパードを運動させないとどうなる?

ジャーマンシェパードに適切な運動をさせないと運動不足になり、犬にストレスがたまります。ジャーマンシェパードの中にはストレスがたまると攻撃的になったり、破壊的になったりする個体がいます。また、ストレスがたまることで精神的な健康が悪化し、活気を失い、鬱状態に陥る恐れもあります。

もちろんですが、運動はジャーマンシェパードの身体的健康を維持するのにも必要不可欠です。運動をすることで、丈夫な骨や関節を作ることができるだけではなく、関節を支える筋肉が形成されることで、関節への負担を減らすことができます。さらに、定期的な運動は骨密度を高め、骨折しにくい骨を形成する助けにもなります。

また、ジャーマンシェパードは肥満になりやすい体質だと言われています。体重が重すぎると関節に負担がかかり、関節炎などの原因になります。また、長期的に肥満の状態が続くと生活習慣病になる命を失う恐れもあります。

ジャーマンシェパードの散歩頻度・時間は?

ジャーマンシェパードの散歩頻度や時間は犬の年齢によって大きく異なります。成犬の場合、一般的には1日2回、合計2時間が最適だと言われています。午前中に犬を散歩に連れて行くことで犬は日中、疲れて落ち着いた生活がしやすくなります。また、夕方や夜に散歩に連れて行くことで犬は夜中にぐっすり眠ることができます。

散歩には運動以外の目的があります。犬を外に連れて行き、外の匂いや物に触れ合わせ、退屈を凌ぐという目的です。犬が満足した様子であるのであれば毎日同じ時間を運動させるのにこだわる必要はありません。逆に1日2時間散歩させても体力が有り余っているようであれば、運動量をそれ以上に増やしたり、運動の種類を変えたりする必要があるかもしれません。

ジャーマンシェパード子犬(パピー)時期の運動量

ジャーマンシェパードの子犬の運動量は非常に慎重に調整する必要があります。子犬時期は関節や骨が成長する時期です。この時期に激しい運動をすると関節や骨の成長の妨げになり、最悪の場合は股関節形成不全や肘関節形成不全の原因になるかもしれません。子犬の間(生後18ヶ月まで)は関節に過度の負担がかかる遊びは避けるようにしてください。フリズビーやアジリティなどのジャンプする遊びはもちろん、ボール遊びなどの激しい運動を長時間に及んで続けないようにしてください。子犬が一匹で自由に遊びながら走るのなどに対して過敏になる必要はありませんが、子犬が運動している間は必ず監視するようにしてください。

また、運動に偏りがないように調整する必要があります。同じ動作を何度も繰り返す運動を続けると、一部の筋肉が過剰に発達する場合があります。これもまた、成長の妨げになる恐れがあります。

子犬の時期は注意しなければいけない点がたくさんありますが、ジャーマンシェパードが成犬や老犬になっても健康に生活をする上で子犬時期は非常に大切なので、真剣に向き合う必要があります。

ジャーマンシェパード成犬の運動量

ジャーマンシェパードの成犬は1日2時間散歩させるのが基本です。しかし、体力のピーク地点にいる成犬は歩くだけの散歩では満足しないかも知れません。上り坂を歩くなどして、犬が効果的に体力を消耗できるように工夫してください。また、安全な広い場所で思いっ切り走る時間を確保すると、犬も喜ぶに間違いありません。

時間に余裕がある場合はジャーマンシェパードとドッグスポーツに挑戦するのもいいアイディアです。アジリティ、IGP, ディスク、オビディエンスなどとジャーマンシェパードと一緒にチャレンジできるドッグスポーツはたくさんあります。ドッグスポーツをジャーマンシェパードとすると運動になるだけではなく、絆を深める素晴らしい機会にもなります。

ジャーマンシェパード老犬(シニア犬)の運動量

ジャーマンシェパードの老犬の運動において大切なのは、老犬に気を配るということです。「一日何分」という数字にとらわれ過ぎず、老犬が運動したい分だけ、運動したいスピードで運動させるのが理想です。運動をさせた次の日に筋肉痛や関節痛が出ているのであれば、次回から運動を減らしたり、負担の少ない運動に変えたりしてください。

ジャーマンシェパードの老犬の運動においてもう一つの大切な点は定期的に運動をするということです。少ない頻度で長い散歩をするよりも、高い頻度で短い散歩をするのが理想です。散歩と散歩の間に時間が空いてしまうと、体がなかなか慣れず、負担になってしまうかもしれません。また、定期的に運動をさせることで骨密度の低下を抑えることができます。

ジャーマンシェパードをドッグランに連れていくには?

ジャーマンシェパードを広い場所で安全に遊ばせるとなると、ドッグランが一番に思いつくと思います。ジャーマンシェパードをドッグランへ連れて行くにはまずドッグランのルールを調べておく必要があります。狂犬病の予防接種やダニ予防をしていることを証明するための書類を必要とするドッグランがあります。また、ジャーマンシェパードなどの大型犬を禁止しているドッグランもあります。

ドッグランで注意しなければいけないのは犬間のトラブルです。噛み癖のあるジャーマンシェパードや犬慣れしていないジャーマンシェパードはドッグランで犬の多い時間を避けるようにしてください。

ジャーマンシェパードの散歩・雨の日も行かないとダメ?

ジャーマンシェパードを雨の日に散歩に連れて行くかどうかは飼い主と犬次第です。定期的に運動をさせているのであれば、数日の間、散歩に行かなかったからといって体に害があるわけではありません。しかし問題はジャーマンシェパードが散歩に行かなくても落ち着いて生活ができるかどうかといことです。前日にきちんと運動ができていれば、雨の日に散歩に行かなくても落ち着いて過ごせるジャーマンシェパードもいますが、散歩に行かなければそわそわして落ち着かないジャーマンシェパードもいます。

まとめ

ジャーマンシェパードの運動量について少しは知ってもらうことはできましたか?ジャーマンシェパードはたくさんの運動が必要ですが、1日に何時間も運動させる必要があるわけではありません。ジャーマンシェパード一匹一匹にあった運動をさせるのが最も大切なポイントです。